イマドキPTAになろう!〜 ベルマークって何? 〜
ベルマーク活動に参加しているPTAはまだまだ多くて、保護者の不満も多い活動であるPTAのベルマーク活動についてサクッと調べてみました。
アナログ手法にPTAも財団も悩んでいる
知っているようであんまり知らない、ただただめんどくさいイメージしかなかったのですが、続いている理由があるはず?
ベルマークって何?
主に食品系の会社が集まって売り上げの一部を寄付する為に設立された。60年くらい前。当初の目的は、お金の無い地方の学校などに通う子供の支援金として使うという名目。それにより、ベルマークがついた商品を買うと寄付していることになるので貢献できますよという感じ。
他者への寄付だけでなく、登録団体(PTAや老人会など)単位で1枚=1円で登録口座に預金が出来るキックバックシステムがあること。
溜まった預金を使って協賛企業の商品を購入して学校運営に貢献できると。
協賛企業を抜ける企業が増えて存続の懸念もあったが、文科省がゴニョゴニョしているらしく新たな協賛企業も加わって今も継続している模様。
詳しく知りたい方は、Wikipediaパイセンが丁寧にまとめてくれています。
現在434件の商品が対象となっている
お菓子と文房具くらいかと思ってたら、インクカートリッジやペットボトル、コンビニおにぎり、靴とかバリエーション豊富だった。
https://www.bellmark.or.jp/sponsor/product_search/
困っていること
PTAの保護者などが、パッケージにベルマークが付いた商品パッケージを集めて、ハサミで切り取って、マークごとに分別して、財団に送る。
1枚=1円で100枚集めるのも大変なので、100円募金した方がマシ!と思われても仕方ないところ。最近は高齢者の方々も参加できるようになったので、その方々にはワリと支持されている模様。
平日に仕事を持っている大人が集まってやることではない、というネガティブな意見が増えていることも納得。 一方、財団側でも送られてきたベルマークを手作業で集計して協賛金の中から寄付金を出している。財団側でも処理が追いつかずに送られてきたベルマークが積み上がっている状態。
三方良し(サンポウヨシ=WinWinWIn)になっていない
経営哲学として三方良しは広く知られているところで、どこかに歪みがあると上手くいかないものですが、なぜかボランティアの世界では三方良しが軽んじられているように思います。
- PTA: 感謝も褒められもしないし、手作業で効率も悪い。平日に集まるのは勘弁して欲しい。そもそも強制されてやることではない!
- 財団:利益は抜いていると思うが作業コストが大きいので人手も必要となる。
- 協賛企業:モノを売る会社は抜けていってる感じ。代わりに保険屋さんが入ってくるなどコスト効率がモノを売る企業に取っては良くないのだろう。情報がないので完全に推測。
PTAで強制参加がそもそもアカン原因だと思いますが、その強制参加に頼っているビジネスモデルとなっているのも問題。
イマドキな結論
イマドキPTAになろう!のコンセプト「子供たちの笑顔のために」に沿って考える結論としては、やりたい人たちが有志でやる、です。
ベルマークを集めて送って得られた預金で何かを買う、被災地や僻地の学校を支援するなど、子供たちの笑顔につながる活動だと思います。
また、保護者の中にもベルマークの意義に賛同している方もいるかと思いますし、コツコツ収集するのが好きな人も一定数いるかと。
強制参加をやめて有志でやるプロジェクトの一つとして、エントリーしてくれた保護者たちで続けるのがイマドキな解決策だと考えます。
ベルマーク財団側も手作業で検収していて処理が追いついていないようなのでのんびりコツコツと有志でやるのが正解。
廃止!やめてしまえ!ってならないのは何で?
現状では個人のベルマーク応募はできるけど報酬(預金)がもらえないようになっています。応募して報酬がもらえるのはPTA、老人会などの登録団体のみとなっています。恐らくベルマーク財団側の対応が人力アナログなので個人ごとの対応はやってられないからだと思われます。
その為、続けるならPTAという枠の中でやる必要があります。
ビジネスモデルを変えるべきでは?
変えるべきだと思います。いくつか改善案を考えたので、ベルマーク財団に送ってみました。反応があればご紹介します。
スルーされるかな??