Miley'sブログ

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イマドキPTAになろう!〜 PTAの組織構造と名称について 〜

しばらく台湾に行ってました。臭豆腐はニオイが受けつけなかったけど、他の食べ物は全て美味しくて台湾最高!また行きたいです。

 

名称について

 

PTA内部組織の名称

本部や執行部という名称で一般会員と区別されているPTAが多いかと思います。広報部や委員などもありますね。

なんだか怖いイメージがある名称ではないでしょうか?

本部役員といっても選出されたり立候補で一般保護者が就任しているものです。PTAはボランティアサークルのようなものなので、一般会員と何も変わらないはずなのですが...急に距離が遠くなってしまいます。

すごいモノと誤解させることを意図した名称

本部や執行部、委員などは強制力がある、他の人たちとは違う、権限がある、協力する義務があるなどいろいろとミスリードを誘うことを意図している名称であるように感じます。

日本人だと部とか委員と名がつくものに選ばれてしまったら、ちゃんと参加してちゃんと何かやらないといけないと思ってしまいますよね?

 

役割が人を変える

ja.wikipedia.org

学生を看守と囚人に分けて役割を演じさせていたら本当に看守と囚人の様になっていったという有名な実験です。実験の正当性などに疑問がある点も指摘されていますね。

でも、実際に社会経験があると会社員でも急に役職が付いた人が、身なりに気を使うようになったり、言動が変わったりするのを見てきました。

他にも偉そうにしていた管理職のおじさんが役職定年や左遷でシュンとなってしまったりもします。会社の役職などは収入面や人事権があるなどPTA役員とは異なりますが、役員など肩書きがつくと影響を受ける人も出てきます。

役員になる前と後で人が変わった様になった方もいるのではないでしょうか?

責任感が強く几帳面な人ほど影響を受けやすくなりますし、そんな人ほど役員になりがちですね。

なので、名称を変えるということは楽しんでボランティア活動を行う組織になるためには重要なことだと思います。

どのような名称が良いのか?

本部のままだけど委員会や部会は無くしたなど複数の例がありますが、共通していることは強制をやめてエントリー制にして、組織構造を簡素化しています。

活動内容を見直し、従来の部会や委員を無くし、やりたい人がやりたいことを企画して賛同者にエントリーしてもらう、プロジェクトエントリー制にすることがイマドキPTAの組織改革と思います。エントリー制になんかしたら誰もやってくれなくなるのでは?と思われると思いますが、改革を実行したPTAではエントリー制にしてもやってくれる保護者はちゃんと確保できているようです。強制でイヤイヤやらされる人たちが行う活動と、自ら手を挙げて参加してくれる人たちが行う活動、どちらが「子供のため」「子供たちの笑顔のため」になるでしょうか?自明ですよね。

組織名称の提案

名称は威圧感が無いものであればなんでも良いかと思いますが、例を挙げておきます。

各プロジェクトにエントリーしてくれた保護者で「チーム」を作り、本部は「コアチーム」や「ボランティアセンター」と名称を改めて、各チームのサポートを行います。

エントリー数が足りずに活動できないプロジェクトは保護者に支持されていないものであったと考えて、別のプロジェクトを検討するか応募者だけで活動できる内容を行うようにします。

コアチームの役割は、各プロジェクトのサポートと出納管理、学校との調停役までに簡素化します。従来の本部役員もかなり減るはずです。

子供たちの笑顔につながることを自分たちで考えて実行できること、地域や学校ごとに特色のあるPTA活動にもつながるはずです。 

PTAという名称も変える

PTA(Parent Teacher Association)という名称については、すでにイメージが固定化していると思います。ポジティブに感じる人もいるかと思いますが、多数派としては「やりたくない」「関わりたくない」というネガティブイメージが先行して思考停止、なるべく関わらずにやり過ごしたいとなってしまうかと思います。

PTAから強制加入や強制ボランティアを無くして適正化する声が広まってきているとは思いますが、そもそものPTAという名称が変わらないと真に変わったとは言えないのではないかと考えます。従来のPTAとの違いを説明して理解してもらうにも苦労すると思います。

従来の強制型PTAのイメージを変えるためにも、組織の見直しと合わせて名称も気軽に参加できることが伝わりやすい名称に変えてしまうべきなんだろうと思います。

「これまでのPTAとは違うのだ!」ということをストレートに伝えられる名称にできればと思います。

PTA改革を行った学校の例を見ると

PTAから応援団という名称にしたり、教員を排除して保護者会にしたりなどがありますが、あまり良いとは思えません。PTAのメリットとして教員と話す機会が増えることを挙げる方が多いことがあります。教員がPTA会員である方がその様な場を作りやすいと思うからです。応援団という名称も子供の主体的管理者が学校で保護者はそれを応援するイメージもあります。子供の主体的管理者は保護者であるべきと思いますので、学校を応援するというのも少し違う気がします。

あまり良い例を提案できませんが。。。

  • PTAという名前を変える
  • 応援団や保護者会よりもイマドキPTAになったことをわかってもらいやすい名称

 

新しい名称とそれを表す理念(ビジョン)が欲しい

まだ具体的な名称案ができないのには、その名称が表すべき理念、ビジョンが不明瞭だからです。強制を無くしてエントリー制にした、任意加入にして加入届けを出す様にした、それらだけでは悪いところを直しただけに過ぎない気がしています。

関係者の理解を得る為に説得して回ったりなどの手間と情熱を持って改革していくのに、悪いところを正すだけだとワクワクしないのです。新しく生まれ変わる大義名分、錦の御旗と呼べる様な理念やビジョンが欲しいところです。

これから考えていきたいと思います。