Miley'sブログ

PTAや保護者会専用サービス 「Miley PTA」、みんなのコミュニティサービス「MIleyこみゅ」を開発、運営しています。

イマドキPTAにろう! ~ 会費の集金方法 ~

(追記2022/08/01)マイリーショップを公開して、会費集金のコンビニ払いサービスに対応しました。

https://www.mileypta.com/mileyshop.html

 

PTAで個人情報を持たない!」を実現しようとすると、会費の徴収、総会の課題があります。

誰でもPTAを改革してイマドキPTAになって欲しいので、会費の集金方法について考えます。

 

会費集金の根底には全員加入ありき

PTA会費の集金はこれまでの「全員加入があたりまえ」の歴史をベースにしていることが多いようです。

この全員加入が前提をベースに、効率化していくと学校諸経費や給食費など学校が銀行引き落としする際にPTA会費を便乗させる方法がもっとも効率が良くなります。集金するPTA役員の手間もなくなりますし、手数料も安くすみます。半期ごとや年度一括で徴収することでさらに手数料を安くできます。

現在の主流な会費集金方法はこうして出来上がったきたと思います。

任意加入の認識が広まってきてどうなってきているのか?

PTAが任意団体で非加入の選択肢があることを周知されてきている現在では、非加入者の会費徴収をしないという処理が必要になります。

皮肉なことに、全員加入であれば個人情報をPTAから渡す必要はないのですが、非加入者が出てくることで誰が非加入なので、この方々のPTA会費徴収はやめてください、もしくは会員リストに名前がある人からだけ徴収してくださいという個人情報をPTAから学校に受け渡す必要が出てきます。ほんとに皮肉なものですね。

 

PTAから学校に渡される会員情報は個人情報ですので、学校側に渡す際に個人情報の保護を約束してもらう必要があります。会費集金やプリントやパンフレット配布作業の業務委任契約というものを取り交わすスキームに個人情報の保護も含める対応を取るのが現状の最善手となっていると。

これは、良く任意加入や個人情報保護に反応して対応を進めている良いPTAの場合で、

まだ任意加入団体であることを周知せず、入会の意思確認や個人情報保護の同意も取らずに会費を徴収している学校PTAも存在するようです。このようなところは業務委任契約書も存在せず、PTAと学校が絡み合ってしまっているでしょう。校長先生とPTA会長に(気づかせるように)これはもうガチであかんやつですよと伝えあげましょう。

任意団体と学校との契約ということで、ん??となる部分もありますが、内容はPTA会員の個人情報である会員リストを渡すので適切に管理して、銀行引き落としの際に会員からのみPTA会費の徴収をしてくださいね、というものです。もちろん受け取った個人情報を適切に管理して第三者に渡さないなどの規約も含まれます。

この業務委任契約には、PTA会費の徴収に関わる作業や配布物に関わる作業も含まれています。

PTAは任意団体で法人格が無いために、PTA会長が入れ替わっても有効になるような契約はできません。PTA会長個人名と学校との時限付き契約(年度ごとなど)になります。

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これは、個人情報の保護、会費徴収を効率的に行う、非会員の方からは徴収しないことを満たすスキームになっていると思います。

(公務員に業務委任って何?公務員が公務以外のことするのは何で?という疑問は残りますね。片側が責任を負う片務を、受ける側が了承して実行してくれるのであれば少なくともPTA側には問題はありませんので置いときます。)

会費集金方法にもいろいろある

軽く調べた内容と、Twitter界隈のパイセン達に聞いてみた内容をまとめると。

 

給食費や学校諸費と一緒に口座引き落とし

現在の主流と思われる方法。

引き落とし後にPTA口座に振り込むか、学校の口座をそのまま使ってPTA役員が都度引き出すなど。

怖い話として、給食費未納者の補填をPTA会費から行っていて、未納者がPTA改革に反対するケースもある模様。PTA側からは給食費未納者や会費未納者の情報は得られないので監査できない。学校側からの個人情報提供ができないことを逆手にとっているパターンで闇が深い、信じられないケースも存在する模様。

http://blackpta.hatenablog.com/?page=1485808445

 

・現金手渡し

保護者が子供を送り迎えするスタイルの保育園や幼稚園ではまだこの方法もある。

非加入の場合は、PTA会費分を払わないことを保護者が選択できる。特に追加の個人情報を扱う必要はない。

 

・集金封筒

封筒を学校で配布してもらって教員と子供を経由して受け渡しする。

PTAの集金係が校門前で封筒を渡したり、回収したりする学校もあれば、教員が仲介するところも。ウチの学校はこれです。手数料かからないので根強い人気だけど、集金に関わる人の労力はスゴイでしょう。

 

PTAの地区班長などの役員が集金するケース

2013年の書き込みなので今は個人情報保護法施行後の現在では学校側から個人情報がもらえないので、さすがにこの方法はもうないはず。自治会などではまだこれが多いかも。

あったとしたら「ガチであかんやつやで」と言ってあげましょう。

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12107029692

 

Googleフォームで登録してくれた保護者にコンビニ振り込み用紙を渡す

レアな存在かも知れませんがこのような学校もあるとのこと。

年度に一回にすれば会費に対する手数料比率も下げられるのでアリですね。ナウい

PTA口座へ自動振り込み

年度に一回、1年間の会費をまとめてPTAの口座に振り込むスタイル。

学校と個人情報の絡みは無い方法で個人情報保護の面では良いです。

PTA側に入金の確認や未納者のチェック、督促などの手間が発生しているはずです。

 

ひとまず現在の集金方法についてまとめました。