Miley'sブログ

PTAや保護者会専用サービス 「Miley PTA」、みんなのコミュニティサービス「MIleyこみゅ」を開発、運営しています。

イマドキPTAになろう! ~ 「子供のため」を再考する ~

別記事にて、活動内容の見直し方法をまとめてみましたが、その中でコンセプトを「子供のため」から「子供の笑顔のため」にしてみてはどうかと考えました。

もう少しここを掘り下げます。

mileypta.hatenablog.com

 

「子供のため」は誰のため?

多くの保護者が感じているであろう子供のためについて自分なりに再考してみます。

PTA活動をつなぎとめている現状の理由は子供のためという共通認識を利用したタテマエがあるからです。

これは時には嘘を隠したり、凶器にもなる抽象的過ぎるあいまいな言葉です。

 

  • 子供のための活動なのに参加しないなんて何様なのか!
  • 子供のためなのだからやってあたりまえ。
  • 仕事よりも大事、介護とか持病とか乳幼児がいるとか関係ない!だって子供のためでしょ!
  • 私たちは子供のためにやってきたんだから、あなたたちもできるでしょ!
  • 地域の行事にPTAから人手を出して欲しい。子供も参加するんだから子供のためでしょ?

という状況が起きているでのはないでしょうか?

 

別記事でも触れましたが、「子供のため」は一見すると、素敵な言葉です。しかし、子供のために~しよう!と一段落とし込むと様々な派生が起こりえます。

子供のために地域のイベントにPTAが動員されたり、誰かもわからない人の講演の為に子供を留守番させたり預けてまで動員されたり、あれ?これのどこが子供のためなの?と思いつつもなし崩し的に「子供のため」が増えていきます。そして、子供のためと念仏の様に唱えながらストレスに耐える日々。

大人の対応をしたい

一方で、「子供のため」になっている活動とは何でしょうか?

「子供のため」を濫用する方々に「では、それのどこが子供のためになっているのか?」 と聞くのはやめましょう。たぶん、その場はウググッとなりますが関係は悪化するでしょう。相手が徒党を組んで大人のいじめに発展するリスクもあります。敵を作る、敵を増やすことはオススメできません。せっかく問題に気付いて改革の意思表示をしようと思った勇気ある保護者さんに一人も不幸になって欲しくありません。

どうせモノ申すなら、相手を味方にできる様に伝える方が良いかと思います。少なくとも邪魔をしない様になってくれれば一歩前進です。損して得とれな精神で。

「子供のため」をココで使う

一例にすぎませんが、私なら怒りをグッとこらえてこんな感じで話していきたいです。

  • 「今のPTAを、自分の子供や孫が親になった時に受け継がせたいと思いますか?」
  • 「快く受け継いでくれると思いますか?」

私自身は、もはやブラックPTAとも無縁になりましたので、PTAの問題がまだ残っていることを知りつつも他人事としてとらえていました。

でも、ウチの子供が親になって孫を作ってということがもう数年先にも起きるかも知れなくなってきた現在、まだPTA問題がたくさん残っていることを知りました。

こりゃアカン!子供や孫の代にまで影響があるとなると話は別です。再び自分の事として考えるようになりました。

自分ごとなら真剣に考える

自分の番は終わったのでもはや他人ごとになってしまっている人たちは、ズルイとか不公平だと言いがちです。そんな人たちも自分の子供や孫にも影響があるとなれば、再び自分の事として真剣に考えてくれるかも知れません。

デジタルネイティブ世代に備えて

自分の子供や孫の世代を意識することはとても重要です。すでに、今の子供世代はデジタルネイティブ世代です。スマホタブレットPCに触れてテレビよりもYoutubeを観て育つ環境ができています。

彼らデジタルネイティブ世代に、今のアナログ的な手法やよくわからないPTA活動を引き継げるでしょうか?強制的に加入させられ何かをやらされたり、強制的に会費を徴収されることを続けてもらいたいでしょうか? 理解してもらえなければ、PTAの非加入者が増えてPTAというボランティアの枠組み自体が崩壊します。

「子供のため」にがんばってきたのに、子供の世代には崩壊してるなんてシャレにならないことが起きてしまいます。

 

また、デジタルネイティブ世代が成長してくることで、「Alone Together:一緒にいるのに一人ぼっち」という新しい課題?というかライフスタイルも出てきています。

家でスマホばかり触っているお子さんがいらっしゃるご家庭ならイメージしやすいかも知れませんね。我が家の状況はまさにこれです。家族がそれぞれスマホやゲーム機、PCを触っていてリビングで一緒にくつろいでるけど、みんな違うことをしている。

三丁目の夕日世代から見ると理解できないでしょう。しかし現実に起きている変化です。このような新しい課題にPTAは保護者同士や学校と協力して対応していく必要が出てくると思います。これまで活動を支えてくれた方々への感謝を忘れず、これからに備えて準備を進めていく必要がありますよね。

目線を過去から未来に向ける必要があります。